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[コメント] もしも昨日が選べたら(2006/米)

万能リモコンに頼り切った脚本の中で、人生の教訓というか、ちょっとした喜びを噛み締めることの大切さを教えてくれる。日本人には見慣れた某F先生の世界がある。そんな中で爆笑したし涙腺が緩んだし…。この芸当はサンドラーにしかできないな
ナッシュ13

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皆さんのレビューを読んで、俺って能天気なのかね…と思っちゃったけど、良い作品だと感じちゃったんだから仕方ない…。

単刀直入に「ドラえもん」の世界。ドラえもんは存在しないようで存在しているじゃないか。そう、ウォーケン演じるモーティだ。ドラえもんにたとえるなら、原作でたまーにお目にかかることのできる白々しいドラえもん。どこかのび太に冷たい(厳しい)ドラえもんだ。まぁ、それはさておき。モーティは厳しい眼差しでマイケルに助言する。正確には助言ではなく、人生の早送りをもってマイケルに教えを叩き込んでいく。(また戻って申し訳ないが)のび太がジャイアンに仕返したものの、大ドジを踏んで自らに罰が降りかかってくる、言わば“オチ”である。しかしこの作品は心優しく、“その後”がある。息子にメッセージを伝えようとする、あのシーンだ。家族を幸せにする奴が本当の幸せを掴むというメッセージ。なんとも手ほどきが丁寧で、ある意味で「アンチ大人」のような作品。

サンドラーに関して言えば、ますますお株が上がってしまうような良い演技の目白押し。コメディな面も人間ドラマな面も、絶妙なバランスで演じ通している。彼がアメリカ人に愛される理由が分かるような作品でもあると思う。そしてこんな作品を演じられるのは、ハリウッドの俳優では意外にも少ないのではないか。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)カルヤ[*]

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