[コメント] 涙そうそう(2006/日)
泣かせの王道手段だな、コレも。。。しかし、最初の妹が生まれた時、次の妹が突然新しい母とやってきた時、そのいずれも「幼児退行」と言う手段でしか甘えることのできなかった僕からすると、この兄は頗る理想的で健気だ。自分が恥ずかしい。。。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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死んだ者からの贈り物。生前の自分への思いが、その人が逝ってしまった後もやってくる。
コレ、毎回使われる手段。
殺す→生前の手紙やビデオレター。
ホント、もう常套手段だよな。
僕の涙腺はそういった常套手段には巧みにハマらず、何よりもずっとずっと鼻をつまみながら妹を守り続けた兄の行動に涙を流したんだ。自分と比較して、だけど。
できれば、愛する大切な誰かが死ぬって設定で泣かそうとするの、もうやめたら?
そんな脚本じゃなくても、主役の二人ならもっと方法はいろいろあるでしょ。
「愛だよ、愛」
妹は冗談めかして何度も兄に告げる。
そういうのが報われる涙もいいんじゃない? 義兄妹にした設定が活かされるし。
こんな『火垂るの墓』みたいな映画、いつまでも作ってんじゃないよ、ちくしょ〜。
それでも泣けちまう。はい、まんまと僕も、涙そうそう。。。
あくまで、妻夫木君の拙い字と幼い頃の写真、それに進歩のない脚本に、ね。
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