[コメント] 薬指の標本(2004/仏=独=英)
映像から伝わる豊穣な質感、文学感、官能感は例えようもないほどすばらしく、すっかりこの映画のリズム、危険なテーマにすっぽり入ってしまう自分を感じる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
フランス映画と聞くと少々冗漫で眠くなるような映画も多いのだが、この映画はまったくその反対で最初の薬指の欠損事故から僕たちを妖しい映像の世界に呼び寄せる。
女優がいいね。あのクローズアップにも耐えられる美貌、若さ。はかなさも感じるその強さに驚き。
対する標本士のマルク・バルベもなかなかいい。一遍の小説を読んだ読後感も強いが、映像でここまで描写できたその演出力はフランス映画のタッチというより、イギリスっぽく感じた。稀に見る耽溺的なラブストーリーだ。文句なしの秀作。
(評価:)
投票
| このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。