落ち着いたカメラと全体的に抑えた照明に好感が持てる。いきなりセーラー服＋ゴーグル姿の上野樹里に金槌で電球を割らせたり、餅つき器で餅が出来上がるまでをさも意味ありげに見せたりといったあたりに窺える監督の映画感覚もなかなかユニックで、悪くない。沢田研二はやっぱり上手い。