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[コメント] セプテンバー(1988/米)

過去に『インテリア』を世に出したウッディ・アレンとしては、若干パワーが不足しているかもしれません。でも明らかにウッディ・アレンそのものと言える作品でもあります。
chokobo

ウッディ・アレンの映画は、特に自分自身が出演していない作品おいてかなり複雑な要素が多くて、私的で詩的で個人主義的な部分も多く、難解というか馴染みにくい部分が多様にあると思いますね。継続して見続けないと面白くない。

インテリア』を基準にすると大変平凡な作品にも思えますが、『ハンナとその姉妹』を見ると、この関係もそれほど隔たりのあるものではありません。常に家族と愛という言葉が彼の作品には浮遊するというか漂っていますが、この映画でも罵る関係とか、無尽蔵な振る舞いの母親とか、これは全く意味のないものかもしれませんが、わからなくもないなあと思います。

これも家族というか親子の現実なのかもしれません。皆さんドラマ性が欠如しているからこの映画を高く評価しないんでしょうけど、実は私も同感であります。

(評価:★3)

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