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[コメント] ラ・ジュテ(1962/仏)

デートするのが動物園ではなくて動物の剥製が並ぶ博物館、というのが写真映画らしくて洒落ていたりするのだが、本作で優れているのは結局のところ物語、映像ギミックは比較的どうでもいいのではないだろうか。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







自分が加害者になり、時間旅行して突然現れて、彼女に「私の幽霊」と云われる。ほとんど云い当てられる。そして自分の死が幼少期の強迫観念になる、と。

優れた物語だ。映像手法よりも物語がいい。SFのセンスオブワンダーに満ちており、それ以上の何か、人間の条件のひとつではないのかと考えさせられる。

(評価:★5)

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