もちろん微妙に自分が思っていた声と違っていた（特に鈴木と藤村）とか、原作を超えていないとか、まあ映画としての評価を離れたところで５点にはできないんですが、単体で観たらすごくいいです。

あの紙をナイフで削るような描線が価値となっている原作をアニメにするというところで、「をいをい、漫画でしか表現できない世界があるんだから、そりゃあ無理だろう」と決めつけていたんですが、スタッフのみなさんごめんなさい。猛省します。私の想像を遙かに超えて宝町と登場人物の両方を描ききってくれました。

ちなみにエンドロールの最後のテロップは、予想できていたんですが号泣。というか、途中から涙が止まりませんでした。原作知ってるだけに。