内容はどうでもいいのだけど、ちょっと気づいたことを。

江戸城の天守閣がうつっていましたが、1657年の明暦の大火で 焼け落ちたあと再建はされていません。天主なんてなんの役にもたたないから、 ということで再建は見送られたとのこと。 あれは桃山時代の遺物ですから。

浮世絵師の懐月堂安度（谷原章介）が出てくるのはいいのだけど （江島事件で連座して島流し）、彼は肉筆の美人画で有名なので、 役者絵は書いていませんし、当時の鳥居派の役者絵にせよかなり 抽象的で実在感がないものばかり。大首絵なんてあるわけない。

壊月堂の美人画は個人的には好みなので名前が出るだけでうれしかったけど。

花火ももちろん間違い。隅田川の花火のはじまりは享保年間(1733年）ですので。 あれほど豪華な花火は、18世紀にはもちろんありませんが。

もちろん生島は処刑になっていません。三宅島に島流し。

まあ、そういう点での正確さは最初から期待していないのでいいのですけどね。