コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] あるいは裏切りという名の犬(2004/仏)

街並みや車、全体の持つトーンといった「センス」は確かにハリウッドに勝る。しかしフランス映画、というだけで評価を高くしてしまいがちな時代は終わった。レオはロバート・デ・ニーロあたりでハリウッドリメイクを熱望。2人の刑事の対決にカタルシスが感じられないのが残念でならない。
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







確かにドニはやり過ぎだ。けど、じゃあ、レオは徹底した正義かというとそうでもない。どちらかと言えば、レオの方がマシ、そういう程度なんだよね。対立の構図が甘くなると感情移入もしにくい。

ラスト、ドニに自決をせまるレオ。部下からの信頼が薄いドニは誰に守られることもなく悪党兄弟に撃ち殺される。ふーん。その程度。あの兄弟とレオは手を組んではいないように見えたが実際はどうなんだろう。何かスッキリしない。

邦題はかっこいいんだけど、「裏切り」らしい裏切りはなかったような気がする。 犬野郎は沢山いたけどね。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)のこのこ

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。