[コメント] 世界最速のインディアン(2005/米=ニュージーランド)
バート(アンソニー・ホピキンス)の想いは、老人の頑なさではなく、少年のひた向きさとして描かれる。可能性を信じ、無垢な笑顔をふりまきながら夢に邁進する少年の姿を目にして、手を差し伸べる者こそあれ、その進路を妨げる者などいるはずがない。
なぜなら、その時、皆、自分が少年であった日の恐れを知らない栄光と、やがて知ってしまった限界という挫折を思い起こさずにはいられないからだ。
アンソニー・ホピキンスの笑顔と、淡々と描かれる「ある想い」が人々を巻き込んでいくさまが、実に爽やかで感動的であった。
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