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[コメント] 世界最速のインディアン(2005/米=ニュージーランド)

方向性としてはファミリー向けのハートウォーミング路線で、序盤の奇人主人公の紹介エピソードは大甘だが、渡米してからは締まりが出る。旅先でのマイノリティとの交流を経て、ホプキンスのスピーチが乗ってくる後半は嫌味がなく素直に楽しめた。ソルトプレーンの景観も圧倒的だし、インディアン号もフォトジェニックなのだが、その撮り方はやや平凡。枯れたホプキンスのキャラクターも含め、中庸が魅力と言える良作だった。
shiono

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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終盤、公道での試走のエピソードはもたついている。あれほど軽量化に拘っている主人公がオモリを車体に追加するという掴みで期待と不安を煽っておきながら、やっぱりこのままでオーケーだとする理由がよくわからない。おそらく自分の頭を持ち上げることによる空気抵抗の微調整で乗り切れると判断したのだろうが、それを独り言のような形でいいから説明してほしかった。メカ薀蓄の映画ではないにしても。

(評価:★3)

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