[コメント] かえるのうた(2005/日)
たとえば井口奈己の『犬猫』での二人の女の関係がある種、女の普遍な距離なら、朱美(向夏)とキョウコ(平沢里菜子)の間にある近いのか遠いのか本人達にも定かではない距離は、平成の若者が互いに感じている今という時代を反映した距離なのだろう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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それだけに、当初、朱美(向夏)とキョウコ(平沢里菜子)によって密室で歌い踊られた「かえるのうた」が、街頭へと場所を代え若者たちの輪の中で繰り広げられるエンディングは、ささやかでつつましくはあるが爽快感と希望を与えてくれた。
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