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[コメント] アンタッチャブル(1987/米)

本作において、討つべき対象である暗黒街の顔役アル・カポネの怖さがひどく表面的で、全体的に相手の裏の裏をかくといった心理戦は微塵も存在しない。それでもかろうじて緊張感を保たせてくれたのは、あの奇妙なアクション・シーン、いや、というよりも…
グラント・リー・バッファロー

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







…正確に言うなら、アクションが始まる前の、あの妙な長めの間がデ・パルマ流の味つけか(アイデア自体は他作品からの借用のようだが)。

歴史背景を合わせて考えると、「アンタッチャブル」だったのは、アル・カポネを頂点としたシカゴにおける独自の「秩序」であって、むしろネスたちが均衡状態を壊しにきた破壊者のように感じた。その「破壊」の動機について、あくまで「法を法として守るため」とネスは(口先では)言うが、実際はそれ以外の怪しい(妖しい?)野心のようなものを感じた。実際、本作を通してそれほどネスが正義を体現しているようには見えず、何か別種の動機に突き動かされているように見えた。でないと、屋上であんな突き落とし方はしないだろうし、敢えてそのくだりを挿入する必要性も感じない。油断は禁物。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)草月[*] ゼロゼロUFO[*] ざいあす Myurakz[*]

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