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[コメント] パリで一緒に(1963/米)

物書き屋の永遠の夢物語。かな〜り思考に煮詰まった末に、目の前にオードリーがいて手伝ってくれたら空も飛べるし湖の水も飲み干せるさ〜、とでも思ったかのような妄想大活劇。
ピロちゃんきゅ〜

ま、知らないから言えるだけの話なんだけど、この脚本の人は書き終わって、もの凄く落ち込んだりしたんじゃないだろうか?「オレはこんなに幸せな物語を書いているのに!うがー」とか。一人でこの脚本をシコシコタイプしているその姿を想像するに哀し過ぎる。

「そんなトコさわったら、タイプできないわ」「おぉう、そんな事したら何も考えられないよ」…なんて、その最たるものだが…一番「おおぅ」とオレも悲しい妄想しちゃいました(自爆)。

まあ、映画自体はホントニはっぴーな映画で、能天気で、ちょっと暴走しすぎなんだけど、オレ的にはこれぐらいの暴走が好きだな。物足りないのは映画の妄想の入り口。二人の仕事に入る所の意識のアンバランス差をもうちっと出して、あくまでタイプするだけの仕事でやってきたオードリーが、どんどんその世界に引き込まれていくってのを強調したほうが良かったと思う。つか、そうやってたんだろうけど。もっと極端にやっても良かったのに、と思う。だいいち、2日間ってのは短すぎるよな。オードリーがやってきて、即OKっぽい仕草に見えてしまうのはオレだけでしゅか?なんか、ちゅ〜もしちゃうしさ。(うぅん)1日目の夜のオードリーも誘ってるよ、絶対。オレなら部屋に飛び込むね。(こらピロちゃん、そこは…こら、コメント考え中だからさ。後で、ね?)んで、なんだっけ?あとは、オチ。妄想オチでも良かったかな。すべて終わって、ジ・エンドの後に、一人でタイプを打っている男の悲しい背中が…。ここで終わってもいいか?あるいは、その背中のアップの瞬間、ベルが「ジリリリリ」ハッと明るい表情になるホールデン。希望に満ちた笑みでドアを開けると、(あぁ〜ん、こら)   泣

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)水那岐 たかやまひろふみ

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