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[コメント] 暗くなるまで待って(1967/米)

夫サムの行動に注目。ヘプバーン演じる妻のスージーに対して、全く普通に接している(盲目であることに変に気を使ったり、甘やかしたりしていない)。スージーが気丈夫であるのもそれ故だろう。
ガブリエルアン・カットグラ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







というのも、ラストシーンを観たからだ(それまでは、「なんて冷たい夫なんだ〜ほとんどイジメやん」と思っていた)。ようやく恐怖を脱した妻に対して、手をさしのべることも、自分から抱きしめることもしない。

「僕はここにいるよ」

と呼びかけるだけで、スージーが自力で自分のところに来るのを待っているのだ。

このシーンを観た時、私はこの夫が(かなり)我慢していると感じた。愛するが故、鬼となる…本当は妻のことが心配で心配でたまらない、すぐにでも抱きしめたいと思っているに違いない、と…。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)sawa:38[*] NAMIhichi ルッコラ

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