[コメント] ロビンとマリアン(1976/英)
コネリーとヘプバーンのラブストーリー。それ以上は不必要と言わんばかり。だがそれが良い。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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イングランドの国民的英雄だけあり、ロビン・フッドは幾度も映画化されたし、又、これからもされていくことになるだろう(最近でもリドリー・スコットによる『ロビン・フッド』(2010)が記憶に新しい)。ただし、その描写は様々。ハードな政治劇のように仕上げることもあり、純粋な活劇に、あるいはコミカルにと、実に個性豊かだ。
その中でも本作は特に個性的な要素を持っているのは、かなり純粋なラブロマンスものに仕上げたと言う事。主演がコネリーだし、アクション作品では定評のあるレスター監督だけに、活劇を期待してしまうのだが、これには意表を突かれた。実際公開当時、あまりの斬新さに、評価は真っ二つに分かれてしまったらしい。
私に言わせれば、これも「あり」だろうとは思う。どれも同じ物語に仕上げる必要は無いし、国民的英雄の一つの側面というか解釈を見せる事も出来たかと思う。
でも何といっても本作の見所はヒロインがヘプバーンという事実だろう。正直これだけでもう充分。本作がアクションを控え目に作られたのは、結局の話ヘプバーンをどれだけ画面に出せるかということだけだったんじゃないか?と勘ぐるくらいに登場時間が多い。でも、本作においてはそれこそが正解なんだと思う。
とにかくコネリーとヘプバーン、二大俳優の共演でラブロマンス。それだけでこの作品は充分だろう。
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