[コメント] ボルベール 帰郷(2006/スペイン)
強い女なんていないんです。ぺネロぺさんほど美しい女もいませんが。笑
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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女性向けという事は間違いないでしょう。 男性が存在しないかのような内容ですし、そう思われても仕方がない。
これまで、男と絡むヒロイン役ばかりだったぺネロぺさんですが、今回は見事に、凛とした強い母親を熱演しています。 アルモドバル監督は、彼女の良さを本当に分かっていますね。(たぶんご自身も、叶うなら彼女のような「女性」になりたかったことでしょう。笑)
色とりどり、中でも「赤」を効果的に魅せ、スペインの情熱、母の情熱、母娘の愛情を画的にもオシャレに表現していると思います。まぁとにかくぺネロぺさんは赤が似合うったら。
切り取って飾りたい程のいい「画」がたくさんありますが、中でも私が一番頭から離れないのは 葬儀のシーン。噂話に勤しむ喪服の老女たち、上からの「画」、センターにぺネロぺ、そこで喪服の老女たちが蠅のように群がる。とても印象的です。
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