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[コメント] トータル・リコール(1990/米)

「カプセル持参の救援隊おじさん」がよかったです(笑) それにしても、あのお粗末な火星世界の映像・・・もしや「だって作り物なんだもん」という監督のブラックジョークかも!?
YO--CHAN

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







これは事実上「どうでもいいこと」かもしれないけど、覚書的に書いておきたい。

本作最後の疑問は「この話はリコールマシンが土木工の男に見せた仮想現実なのか、それともリコール社を出た後の現実なのか」という点だろう。

最終的に、自分は「前者」だと思っている。もっとつきつめれば「この話自体が"映画"」という事になるけれど。

前半、リコール社の営業(?)がシュワ氏に見せる、「絶対に秘密になっている火星の地下の空気醸成マシーン」と、そのリコール作品の題名(「火星の青い空」)が決定的な判断材料のつもりだけど(妻の顔は自動置換されたとか思う)・・・最初に書いた通り、これは「どうでもいいこと」と答えるのが正解なのだろう。

本作のテーマは以下の2つと勝手に思っている。

一つは、あのレジスタンス指導者が諭した最後の言葉(直後にあっけなく射殺されたのはバーホーベン監督の”照れ”か?)。もしそうなら、これが現実か夢かという点は敢てつきつめる問題ではない。あそこでラストにしたのは英断かもしれない。

もう一つは「あー、ハラハラドキドキ面白かった〜」という点だろう。これこそが、「夢か現実か、それとも映画か」といった垣根を越えたテーマだと思うのだが・・・こっちは今ひとつショボいかも;

(評価:★3)

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