[コメント] 街のあかり(2006/フィンランド=独=仏)
終盤の展開の演出は露骨にわざとらしく、返ってマイナスだった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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一人の男の人生の悲劇を描いた映画。
孤独な生活を送る主人公がマフィア絡みの犯罪計画に密かに巻き込まれ、犯行の濡れ衣を着せられてしまう展開。
マフィアの仲間である女性ミルヤが証拠を家に中に隠すところを目撃したのにコスティネンが警察にも通報せず、すんなり罠にはまったのは、ミルヤが彼にとって、初めて向こうから声をかけられた相手であり、彼女を犯罪者とは認めたくない故の行動なのだろうが、観ている側にその展開を納得させるほどの人物描写が主人公になされていないので、説得力に欠ける。
また、終盤で、コスティネンが働いているレストランで罪を着せたマフィアとたまたま鉢合わせになり、コスティネンが再び仕事を失い不幸になる展開の演出も露骨にわざとらしく、返ってマイナスだった。
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