[コメント] ＴＯＫＫＯ −特攻−(2007/米)
小中学生向けの教科書にちょうどよい。だからダメだというのではない。作者は、自分が分からないこと、不思議に感じたことを素直に聞くことから始める。そこに主義主張はない。日米双方の「特攻」を語る人達もまた素直だ。素直になれば、必ず見えるものがある。
それにしても、アメリカ側に保管されている映像資料の豊富さには驚かされる。そこに映し出される当時の日本人たちの、ことごとく感情を押し殺したような表情は確かに薄気味悪い。かつて、日本人があんなに暗い表情をしてた、あるいは、させられていたという事実を、私たちもまた素直に受け止めるべきだと改めて思った。
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