[コメント] ヘアスプレー(2007/米)
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>ヘアスプレー
冒頭からラストまで唄う踊る唄う踊る泣いて踊る笑って踊る。まともにしゃべるシーンがほとんどなかったのがびっくり。ああぜひこういうのは舞台でも観たい。バービーみたいな衣装ももっとゆっくり観たい。可愛すぎる! 登場人物も全員、パパから親友からアイドルまで、みんな魅力的。でもやっぱり一番はヒロイン。あんな可愛い女の子見つけてきたのでもう勝ち!これからもどんどん活躍してほしい!あとはママ(ジョン・トラボルタ)。コメンテータのヌートリアEさんもレビューに書いていらっしゃいますが、女装物のオカマっぽさも気持ち悪さもなく、「女優」としてそこに居た。ほんとにこれはすごい。ここで決定的に成功を収めてるんだな。
意外なのがテーマはヒロインの体系にまつわるイジワル云々ではなくて、人種差別だという点。その時代では当たり前だったんだろうけど、白人の登場人物から「ニグロ」という言葉が臆面もなく飛び出してくるたびにハラハラしてしまう。ダンスフロアも真ん中でくっきり分けられてるし。この問題は語りつくせないテーマではあると思うけど、あえてこの作品の中ではあれこれ言いたくない気がする。 おデブであることをまったく悲観しないトレーシーがみんなを魅了したように、ペニーがひと目で恋に落ちたシーウィードの魅力が語るように、「それ(肌の色)のなにがいけないの?」という気持ちがもうあったから、ダンスフロアの仕切りはなくなったんだろう。
その他ツボなシーン。
1.トラックに乗せてもらっちゃうトレーシー。万人を落とす魅力。
2.トレーシーが憧れのリンクにくらくらして唄い踊るシーン。男子トイレおもいっきり覗いてる。いやいや。だめでしょ。
3.やきもちを焼くトラボルタ。それをなだめるウォーケン。どっちもめちゃかわいい。
4.アンバーの服。ママのビッチぶり。嫌な女やらせても綺麗だなミシェル・ファイファー。
5.トレーシーの部屋で踊るリンク。なんかかわいい。「ポークができたわよ〜」
6.テレビに映る娘と彼氏のシーウィードに発狂するアリソン・ジャニー。よくみるとシーウィードを窓拭き用タオルのような物で拭いている・・・それは・・もしかして色を落とそうとしているのか・・・。結構キツイっすね。
(07/11/2 劇場)
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