[コメント] サルバドールの朝(2006/スペイン=英)
当時のスペイン情勢をはっきり理解しているとは言えない。だからこそ感じられる何かがあったはず。
心情がうまく描かれていたし、今の自分と同じ年の青年の瞳にハッキリ惹きつけられた。 家族を愛する、普通の男の子に見える。 弁護士、家族、そして看守、すべてのエピソードがひとつひとつ良かった。
世界を変えられると強く信じて起こした彼の行動を、自由を奪われたことのない自分が簡単に非難も理解もできないけれど、過去の事実として知ることができたのは良かった。
前半に銃撃戦などの反体制運動でガツンと惹きつけ、そして後半に入って人対人が丁寧に描かれ始める変化がうまい。
そのときを待つサルバドールの表情がなんともいえない。 ダニエル・ブリュールはとても良いです。
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