[コメント] パットン大戦車軍団(1970/米)
戦争映画ですらないが、パットンただ一人を深く掘り下げる手法で飽きさせない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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サスペンスやアクションは殆ど描かれておらず、その意味で異色の戦争映画・・・つうか戦争映画ですらないが、それでもパットンただ一人を深く掘り下げる手法で飽きさせない。また脇役も、有名どころは カール・マルデンぐらいなもんで、この事が、パットン一人を際立たせている。実在のパットンは「戦闘専用の第六感」とも言うべき変な能力を持っていたことで有名だが、そんな人間を描ききるために、脇役すら無名の役者を並べることでパットンただ一人を際立たせ、見る者に「ワシは何百年前に、ここに居た」なんて台詞は、本当のパットンも言ったんじゃないかと思わせてくれる。
しかも実在のジョージ・パットンの見た目は、結構ジョージ・C・スコットに似ている。
※しかしながら惜しいのは・・・、どなたかが書かれていたように、ロンメルとの対決に出てくるドイツ陸軍戦車が、シャーマンとかパットンの安直偽装だったこと。ここは何とか、タイガーやパンツァーを調達して欲しかった。偽装しているとは言え、素人目にも一目瞭然だし、パットンを描いているのに、ドイツ軍側にパットンの名を冠した米国戦車を登場させちゃ不味いでしょう。
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