前時代的な左翼思想家と現実とのギャップが子供に与える影響を描いていた。

しかし、それはこの物語とは思想的な問題は全く無縁である。

最後、そんな世間から隔絶された親を”カッコイイ”と思える子供の気持ちが素直でよかった。

それがまた沖縄、という地域と密着している。

沖縄。そこは日本という国に翻弄された（されている）悲しい歴史を持つ土地だ。 だから（かどうかわからないが）この家族（両親）の世間とズレのある考えが、この土地にマッチしているというのが不思議で楽しい。

残念なのは、こういう面白い題材を今落ち目の監督に任せててしまったこと。森田監督は残念ながら今を失った監督だ。

だから・・・・

ナンンセーーーーーーーーーーーンス