[コメント] 大砂塵(1954/米)
階上、ピアノステージ・・・・男どもは舞台上の彼女を見上げる。脇が印象的な演技を披露したところで、所詮クロフォードとは立ち位置が違う、と思わせる視線の関係。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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しかもラストの「宿命の対決」に至っては、負け組に'属する'男たちが勝ち組にすごすごと道を空けわたす徹底振り。女たちの「雄々しさ」を印象づけるために、男がしばし女々しい振舞いをしているようにさえ思える。
全編を通して、数々の強烈なコントラストに彩られた映画という印象。クロフォードの鮮やかな「衣装変え」や、白いドレスに燃え移る炎もさることながら、前に立ちはだかる男どもをなぎ倒して舞台上(ラストの山小屋)に這い上がるマーセデス・マッケンブリッジ。彼女の振り向きざまの形相の強烈さは、しばらく忘れられそうにない・・・・。[4.5点]
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