[コメント] ウェイトレス おいしい人生のつくりかた(2007/米)
どこがいいかって、それは誰一人として根っからの悪人が出てこないということなのです。[シャンテ・シネ2/SRD]
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
口うるさいボス・カルも、クソジジイのオーナー・ジョーも、一見イヤな人間なのだけど、深く付き合っていれば決してそうではないことがわかる。
暴力的な夫アールにしても、ジェナが自分に従順でありさえすれば満足な、しごく単純な人間。ジェナがいないと生きられない、ある意味可哀想な人間でもある。これも一種の愛なんだろうと思う。まあ、ジェナにとっては迷惑な愛され方なんだろうけど、それは置いといて。
予告編で出てきたパイがものすごく美味そうだったので観ることにしたのだが、作品自体もパイのように甘い(いい意味で)だった。こんな素敵な作品を最後に遺したエイドリアン・シェリー監督の冥福を祈ります。
おっと、もちろん本編のパイもとても美味そうでしたよ。こういうパイを焼いてくれる人がいてほしいのだが、見つかるまでは仕方ないから自分で焼くのです。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (3 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。