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[コメント] 俺たちフィギュアスケーター(2007/米)

巧みな技というのか、完全な世界観が構築されていて驚いた。おバカなセリフの数々に笑いが止まらず、そしてラストに泣いてしまった自分に驚いた。
サイモン64

のっけから、ありえないフィギュアスケートが展開され、「ああ、この映画の中はこういう世界観なんだな」と思わされる。その世界観が最後まで映画内では破綻しないのが不思議というか巧みな技だ。

優男のジミーはアイドルのパロディだし、男臭いチャドはカートラッセルのパロディのようだ。この二人がなんとも不思議でキモチワルいコラボレーションを見せるのだが、短い上映時間の中で二人のチームが完成していく様子が上手に描かれる。

こまかい、しょうもないギャグのつなぎ方も面白いし、無駄がなくて楽しい映画だ。

二人のダンスシーンに「アルマゲドン」「フラッシュ・ゴードン」のテーマを選ぶという選曲センスもすばらしい。

ラストではマジに感動してちょっと泣いてしまい、そのことで自分自身に驚いたが、これだけまっとうな作りならそれも頷ける。

(評価:★5)

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