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[コメント] スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007/米)

スネイプ先生!それワームテールです!!あっ、ベラトリックスもいる!
づん

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ってスイマセン、ハリーポッターの話なんですけどね。なんだかスネイプ先生とワームテールがつるんでるえづらが面白かったもので…。ちなみにシリウスをジョニー・デップで!と考えていた私はやっぱり間違ってなかったな、と。

まぁそれはおいといて。私ここ最近のバートンのオープニングがものすごく嫌いだ。『PLANET OF THE APES』とか『チャーリーとチョコレート工場』とかごりごりのCGで何をしたいんだろうって思う。別にCGを否定している訳ではないし、CGを多用した映画で面白い作品も沢山あるけど、でもなんかバートンのオープニングは嫌らしい雰囲気が漂っていて好きじゃない。

そのオープニングを見た時に、あ。またか。と思ってしまって、でも『チャーリーとチョコレート工場』の時は結局面白かったし、まぁ今回も大丈夫かも知れないと思って見てはいたんですが、結果いまいちダメでした。極悪殺人鬼のトッドが主人公である以上は、それなりに彼の心の闇を汲み取らないと彼に感情移入なんて出来る訳がないし、そういう点で描写不足を感じました。そうなると私たちは単なる観客に徹するしかない訳で、単なる第三者的目線で見るとこの映画はやっぱり単なる殺人鬼の映画にしかならないんです。そんなものをずっと見させられても「映画」を見ている気分にはなれなかったです。

それからミュージカルのせいかは分かりませんが、すごくテンポが悪いなーと感じました。メロディも詩も特にインパクトがなく頭を素通りしていくので、なお更ストーリーぶった切り感が強かったのかも知れません。

それでもやっぱり顔色の悪い二人がこじゃれた港に降り立つ姿やピクニックしているシーンはシュールでものすごく良かった。誰もが求める幸せを、陰気臭い人が求めたっていいじゃないか的なノリはやっぱりバートンだなと。

それからやっぱりアラン・リックマンの声は最強にせくすぃーだとおもいました。あの人が喋るだけで鳥肌が立ってしまうよ。歌はイマイチだったけど。

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08.02.18 記

(評価:★3)

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