[コメント] 奈緒子(2007/日)
駅伝は普通に撮ったら、どうせ速そうに見えない。試行錯誤しただろうカメラで、スピードが見えたよう思います。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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駅伝のテレビ中継を観ていると、あんまりスピードは見えないです。沿道の人が自転車で追いかけても追いつかないことで、はじめて速いんだと気づいたりして。画は止まって見える。映画にするにしても、同じことが起こるはずです。
本作では駅伝選手のスピードがみえた気がしました。カメラがとても良くて。カメラが併走して正面から走者を捉えて、それから最後追い抜かれるあたりの、試行錯誤したようなカメラが良かったでした。一人称視点から、俯瞰に切り替えるところとか良いです。それとは別に、(これは演出の問題でもあるのですが)、奈緒子(上野樹里)が給水しそこねるシーンで、奈緒子と雄介(三浦春馬)が一瞬、眼を合わせるところは、スローモーションでちょっと面白くありませんでした。これでは、奈緒子と雄介の心の揺れを説明しすぎているからです。撮影の猪本雅三は、覚えておこうと思いました。
上野樹里ちゃんは、21歳?で高校生役。高校生の頃は、大学生の役をやっていたのに。やはり、落ち着いた顔立ちのせいか、高校生には見えなかったです。三浦春馬くんと並ぶと、歳の離れたお姉さんのようでした。。が、大きなリュックを背負って、トコトコただ歩くシーンなんか、うまいなあと思いました。それと、顔がアップになるショットが何度か出てきて、容のよい眼だな、と何度も思いました。監督分かってるじゃん。
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