[コメント] マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007/仏=中国=香港)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
話は彼の原点への復帰映画「恋する惑星」から。どこにでもあるようなカウンターバー。そこで一寸目を引く好青年のジュード・ロウ。いつもと違い眩しいほどの美貌でないのがいい。そこに、どう見ても白人系には見えない普通の女性が、、。
失恋しているらしいが、自分のことで目いっぱいで、ただただそのときに必死な女。目の前に本当は真実だけを知っているやさしい男の存在を分からないままでいる。男は女を愛らしくキッスする。口の周りにはパイの残りカスがあったがすっかりきれいにしてくれる。女は気づいているんだろうけれど、知らんふり。
とまあ、こんな少女マンガそのままの展開が続いていきます。
どうも僕はこの俳優ノラ・ジョーンズが好きになれず(役はいいんだけれど)素直な気持ちになれませんでした。ジュード・ロウが待ち続ける女性にしては魅力がなさ過ぎます。(容貌だけを言っているのではありません。)何となく、俳優どうし不釣合いなのです。嘘の世界に入っていけないのです。
それはレイチェル・ワイズの話でも一緒で、あれじゃ、本当に夫とのことはもう終わっているように思えます。死んでから、あれはないよ、と思います。観客に夫への愛を感じる葛藤のようなものを感じさせていません。
ナタリー・ポートマンの挿話もそうです。この話自体が軽いので、印象に残りません。泣いているより、お父さんの葬儀をちゃんとして欲しいと思います。
というわけで、ウォン・カーウァイの新作はとても期待していたのですが、彼の世界はアジア人抜きでは構築しづらいのではないでしょうか、、。映像にも大胆さが抜け落ちているようですし、映像を推進する脚力が感じられませんでした。「花様年華」の撮影者クリストファー・ドイル / リー・ピンビンが抜けているのは大きかったのでしょうか、、。
原点から、映画を構築しようとする彼の考え方には大賛成ですが映画的には彷徨っている感がしたのが僕だけでしょうか、、。
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