正直言って、めっちゃ怖かったし、モヤモヤしたものが残る映画だった。 でも観てよかった。知れたから。

20歳前後の大学生となると、私より年下ばかり。でも彼らの言っていることがあまり理解できないこともしばしば。途中、何度か巻き戻してひとつひとつのセリフを聞きなおしたりしてしまった。 なんていう使命感。正しいとかそうじゃないかはおいといて、まずは「私ってこんな風に考えるということをしたかな？」ということ。「今後の日本のために」か…。

追い詰められていく過程で、目的がわからなくなる。その描写はリアルで怖い。 もはや殺人集団にしか見えなくなってからの常軌を逸したような表情は本当に冷たく感じられた。

こんなことがあったのか、これが日本で起こったことなんだ、ということを教えたくれた映画だから、５点。加えて長さを感じさせない作りも素晴らしかった。