[コメント] 最高の人生の見つけ方(2007/米)
案の定、客席はそれ相応の年齢の吾人で埋まっており、若い人は一人としていない。まあ、題材がそうなんだから仕方がないとも言えるが、それにしても普遍的な映画ではないのか、と思いながら見て行く。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
経済的にも家族的にも対照的な二人と思える。しかし、残時間が厳しいという意味において二人は残り少ない人生を送るという運命に翻弄される意味においては違いは全くない。でも、どうしても余裕があるように見える二人なんです。残りの人生をどう過ごすか、という命題にしても切羽詰まったものが見られない。少々映画的、小説的ではないのか、といった勘ぐりもしてくる。
まあ、そんなものは各個人が個々に捉える問題だ、と言われればそれまでだが、何かかっこ良過ぎるのだ。いくら年齢を取っていたからって、死を前にしてもっとどろどろしたものがあるはずではないのか、と凡人は思ってしまう。
まあ、そんなことを言っていたら映画はならないのは事実でございます。でもこの映画を見て爽やかな気持にはなっても、自分だったらどうする、と考えたけれど、やはり今は何も考えられないですね。ということは、これはやはり映画の話なんですね。その意味では、死を思う映画としては他にいろんな秀作があったように思う。映画館を出るともう次のショッピングを考えてしまう僕にはそんな映画でもありました。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。