[コメント] さよなら。いつかわかること(2007/米)
ハイディ12歳の出木杉な作り込みはややもすると浮世離れで、ライターの趣味趣向につき合わされる心地を覚える。事件が子どもを聖化する手段になりかねないのである。
理想化された娘の造形を執拗に語るそのまなざしはやがて風景へ転用される。エンタメを社会派の疑義から救うのは、北米郊外の風俗を観察するまなざしの解像度である。キューザックのいら立ちを誘う顔芸は堂々の横綱相撲。
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