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[コメント] 草迷宮(1979/日)

寺山の作品は短歌であり絵画であり詩である。人物さえも風景のひとつにしてしまう彼のつぶやきなのだ。しかし、ここには血の通った人間がいたるところにおり、その風景に息を吹き込んでいる。と、書くと褒めているかのように聞こえるが、寺山の作品の場合はそれが失敗となる。そういう意味でも稀代の作家ではあるが。
(★3 tkcrows)

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