で、連れ合い。これもちょっと…違うかな？ 寧ろこんな可愛いパートナーなのが羨ましい。この夫婦にはアクティブな修羅場って少なそうだもんなぁ。

『ハッシュ！』とこれしか観てない超初心者ですが、橋口亮輔には「日本のペドロ=アルモドバル」を感じる。勿論橋口の語り口にはアルモドバルのようなアクロバティックな展開はないのだが、物語はもの凄く(気が遠くなるほど)練り込まれている。「日本の…」というのはただ日本人の、という意味を越えてそういった意味でも「日本の、」という事なのだ。

やはり会話だ。親類が集まった時に、子供たちの横で親たちがタラタラ話していた何やら怪しい会話。あの生々しさが脳裏に蘇る。

そして監督の言葉がこころに沁みる。

自分は、何があっても絶対に別れない夫婦の映画を撮ろうと思った、と。…

(蛇足) 主演２人でも充分な気もした。助演はちょっと豪華過ぎる。