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[コメント] インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国(2008/米)

スピルバーグ印のおとぼけアクションもご本人がノスタルジーたっぷりに仕上げました、な感じで、若さ漲る訳には行かなかったが、お相手がブランシェットと言う事もあり、目測の誤りもなく見事な着地点だった。☆3.9点。
死ぬまでシネマ

誠に勝手な推測(憶測): 創りたかったのはルーカス。しかしスピ監督とフォードは「ねぇだろ」とピシャリ。しかもしつこいルーカスのネタがキワモノ。無視無視。… 時は流れ、再結成ブーム。動機は専らネタ切れ・人気低迷・ゼニ。まずフォードがコロリ。『SW epi1〜3』の終了を待ってアプローチ。「そらミロ」と得意顔のルーカスが取り出したのはまたもやキワモノ。ヒェ〜。フォードとスピで相談。アレコレなだめすかして脚本訂正。で、完成。19年掛かりましたとサ。

… この想像(妄想)通りではないだろうけど、兎に角この3人全員がその気になれば何時でも創れたのだから、インディが宿敵ナチス第三帝国崩壊期(1945年)を演じられる時期を失したのは残念だなぁ。

    ◆    ◆    ◆

失われた聖櫃』と『魔宮の伝説』の話: スピルバーグ好みな顔立ちのカレン=アレンが良くって、しかし年齢からいって続篇のヒロインは無理だろうな、とは思ってました。しかしケイト=キャプショーがジャンジャンジャカジャカジャンと出てきた時には流石に驚いた。おいおい、これはないだろ〜と。そうしたらスピ監督がキャプショーと結婚してしまったのでウソでショーと二度吃驚。(現在も鴛鴦夫婦との事で、スピ監督恐るべし。)

…という事で当時『失われた聖櫃』派と『魔宮の伝説』派に別れたものです。当然俺は『聖櫃』派。大体主人公の名前が題名になるのは安っぽくてイカん。一回そうなってしまえば残りは全部そうなるのは目に見えている、と思ったら案の定そうなった。よりルーカス的な<冒険小説>になったのだろうが内容も安っぽい。

俺はリバー=フェニックスが嫌いだったので『ランボー』同様タンクと闘う3作目は放置。(先日やっと観賞。19年ものに熟成して正解と結論)

なのでマリオン復活には涙なのです。

    ◆    ◆    ◆

ひとつだけ蛇足乍ら言い忘れてたこと。インディと<冷蔵庫>のシーン、ショックでした。スピルバーグは一体どんな心算であのシーンを? 冗句なのか覚悟のシーンなのか…。

(評価:★4)

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