[コメント] 天が許し給う全て(1955/米)
らしい色彩感覚が堪能できるし、なかでもワンショットで落葉を示す樹木のショットはアニメーションなんだろう、見事に決まっている。ハーレクインな年の差の物語は、これを極端にすればカウリスマキだなあという感慨はある。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
まあ、ロック・ハドソンの木偶の棒に何の興趣も覚えない当方としては、中年女の夢とはこんなものと諦める他ない。「彼女に決断を迫るな、女は男についていくものさ」なんていうザックリしたスタンスはもう古典的なんだろうし、フロイト娘を馬鹿にしてソロー「森の生活」を称揚するという図式はそれにお似合いだろう。
私的ベストショットは室内に飛んで来てふたりを抱擁させた鳩をもう一度捉えるショット。ラストのカモシカは神々しくて求心力があるが、あそこはもう一度この鳩に登場してほしかった。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。