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[コメント] 近距離恋愛(2008/米=英)

まぁ、ラブコメは好きなジャンルなので、たのしく見られたけど、一つ感心したところと、一つガッカリしたところがある。(以下、『メラニーは行く』のネタバレあり)
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







こういう「結局フラれる人」がでるラブコメは、フラれる人を「お人よし」にするか、「悪いヤツ」にするかのどちらかがほとんど。デンプシーがかつて出演した『メラニーは行く』では、デンプシーの花嫁メラニー(リース・ウィザースプーン)が他の男に奪われて、彼自身は「お人よし」だった。彼の母親がメラニーに罵声を浴びせるも、逆にパンチを食らわされてしまうヒドイ内容?。

で、今回もある意味「お人よし」なんだけど、花婿の母親の「殴れ!」で、「当然だよな」で、ボカッ!っと一発。ラブコメというジャンルではあまり無かったかも、コレ。

で、逆にガッカリしたのは、「スコットランド」の文化を「笑い」にしたところ。

ところで、こういう映画で「奪われてしまう立場(今回のスコットランド男、『メラニー』のデンプシー)」からの視点でみた映画ってないのかな?、いや、あっても、それは「ラブコメ」じゃなく「サスペンス」とかになってしまうのかもしれないんだけど?

理想の女性に出会い、恋に落ち、プロポーズもOK、結婚式の準備も着々。ところが本人の全く知らないところで女性は迷っていて、で、結婚式の本番、両親や、友人たちや、仕事仲間とかの大勢の目の前で、最愛の女性は突然やってきた男に奪われ、目の前で熱い抱擁をし、濃厚なキスをくりかえす。そのときの男の心情は・・・。これをまともにやったら「昼ドラ」みたいになるね。奪われたその後に、実は彼女のお腹のなかに・・・とかね。

そういえば、父役のシドニー・ポラック、お亡くなりになってしまった。これが遺作になるのかな?合掌。

(評価:★3)

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