[コメント] 象の背中(2007/日)
中盤までは役所の熱演もあってとてもいいのだが、浜辺のシーンになってからはウンザリ。貞節な妻に、都合のいい愛人。あの男はガンならば何でも許されると勘違いしていないだろうか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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かなり男の視点に偏った映画だと思う。
ヌートリアEさんのコメントを拝見して、なるほど。この映画は全部男が病床で見た妄想(理想郷)であって、現実は修羅場ありの悲劇なのかもしれないと思った。それならなぜヨメと愛人がなんともならずに済んだり、娘が突然踊り出したり・・・といった妙な描写の辻褄が合うのだ。
主人公には過去の清算もいいが、突然告白される相手の気持ちも少しは考えてやれよと言いたい。唯一、笹野に謝罪する場面では自分もガンであることを告白しなかったのは立派だったが。
愛人の存在を知りながら何も言わない妻は貞節というより不気味。鼻歌まで歌ってるし。「どうせこのダンナはもうじき死ぬんだから今さら・・・」って思っていそうで怖い。 そもそもこの妻の「ですます」調にも違和感。いまどき三歩下がって歩く妻かよ。
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