[コメント] ハプニング(2008/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
シャマランは全部見ていますが、ここ最近の作品は『シックス・センス』的な謎解きとどんでん返しな内容にはなっていませんね。ややのんびりした作品が多いように思います。
本作で見応えがあるシーンが一つだけあります。
老女の家に避難するシーンですね。老女が夫婦に向かって「どちらが追いかけているの?愛は平等ではない。どちらかが追いかけているはずよ」というようなセリフがある。この映画で(ラストを除く)唯一、温かいシーンです。
良く考えれば、この映画の主人公たちは、みんな追いかけられていますね。そして逃げる。逃げまくります。それは”死”という現実から逃げるのか?何かから逃げていますね。追いかけるのでは逃げているわけです。ということは、ここで追う側と逃げる側という図式が成立しますね。
ラストで勇気をもって屋敷から出る二人に、風は諦めたように追うことをやめます。二人と子供は何とか無事に生きることを許されるんですね。これって、アダムとイヴの逆説なんじゃないでしょうか。
人類が進化して、人口が増えて飽食の時代が来て、そんな人類に対して自然の猛威、インフルエンザもそうですが、そういう自然の反逆が起こって、人類を男性と女性の二人に絞り込もうとする。そんな意図が感じられました。
最後、二人に子供ができますね。追い詰められた人類が再び平和を築こうとするシーンで終わります。(この後、本当の恐怖が訪れるんですけどね・・・)
ということで、この自然の猛威が至る都市に訪れ、それぞれの都市で人類に挑戦状とたたきつけますね。その都市でもきっと男女二人が残されることになるんでしょうね。
地球規模で環境不安が襲いかかってきますが、そんな人類に対する見えない挑戦なんでしょうかね。
怖い映画でした。
でもシャマランらしさに欠ける映画でした。
2009/02/28
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