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[コメント] 舞台恐怖症(1950/英=米)

みごとにだまされました…。そして、これで終わりかと思いきや再びだまされました…。お父さんが持ってきたお酒が「ザ・ラスト・オブ・モヒカン」という銘柄だったのもなにげに気になる。
tredair

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







イヴちゃんてばジョニーの手をそっと握りしめて「あなたはかわいそうな人…。」なんて瞳をキラキラさせながら言うんだもの。

「そうよね、一度は恋した相手なんだしね。」などと頷き、もうこのまま逃がすのかとさえ思ってた。この映画の隠れテーマは「慈悲」なのかとさえ思いはじめてた。

そ、それがいきなり「彼よ!」だし。

また、ディートリッヒ(シャーロット)との最後の対決を終え、緊張が解けたからか、それとも「本当のことはやはり話してくれなかった。」という悔しさからかイヴが泣く場面があったが、あれも再考してみれば「なーんだ、シャーロットは嘘なんてついてなかったじゃん。一見シャーロットの圧勝のようで、実はイヴちゃんが優勢だったんじゃん。」とおもしろい。

キャスティングもみなはまり役で、小ネタもみごとに効いていた。ディートリッヒの歌もたっぷり楽しめ、細部まで堪能できた。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)t3b[*] トシ あき♪[*]

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