[コメント] 泪壷(2007/日)
ひとつ間違えば非現実的でベタな絵空ごとに成りかねないメロドラマを、適度な性的過剰さと青春期の危うい自意識の演出で、現実からほんの少しだけ浮遊させて見せきってしまう瀬々敬久の手腕はなかなかみごと。小島可奈子の不安定感の体現も切なくて好い。
(ぽんしゅう)
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