[コメント] ＴＯＫＹＯ！(2008/仏＝日＝韓国＝独)
ゴンドリー4点、カラックス5点、ポン・ジュノ4点。他の2編が「都会人の空虚さ」だの「機械化文明への批評」だのと映画外からのアプローチができるのに対し、カラックス編はまるっきり映像で遊んでいる（分割画面の無邪気さよ！）。この説明不可能な面白さはまさに「映画」。
でもジュノ編だって悪くないんだぜー、何てったって蒼井優が過去最高に色っぽい。私この人は「巧い」と感じてもエロスを感じたことは今まで一度もなかったんですよ。いやあ素晴らしいです。あと香川照之のキモさも凄え。
この作品は「メルド」の後に配置されたのが運のつき。あのぶっ飛び具合に対抗するのは至難の業ですよ。むしろよく健闘した方だと思う。
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