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[コメント] グーグーだって猫である(2008/日)

漫画家って、猫的な人材のほうが向いているのかもしれない。アイドル時代、あんなに性に合わなかった生意気な小娘、小泉今日子が、随分とキュートなオバサンになっていたことに気づく。
水那岐

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







気まぐれのちゃっかり屋、甘えん坊の暴君。

これだけ並べてみると自分は猫そのもののようにも思えるが、なぜか自分は徹底して犬派なのである。大島弓子大先生などと自分を較べるのもバチが当たりそうだが(苦笑)、やはり自分は猫にはなり切れないのかもしれないゆえに、漫画家としても三流どまりなのだろうな。

それにしても、自分は嫌いな猫ばなしなのにこれだけ気に入ってしまったところをみると、よほど犬童一心がお気に入りなのだろう。そしてコイズミもだ。近頃は主婦役で相変わらず活躍している彼女だが、今回ばかりは理屈ぬきで気に入ってしまった。健全な若きコメンテーターの皆さんには「はぁ?(-△-;)」とため息を洩らされそうではあるが、おばさんになった方が魅力的な女優というのもいるものなのだよなぁ、とつくづく自分は思うのであるよ。深みに近づいてゆくアンニュイな愛想のよさ。そして死を目前にしても取り乱さず、空気のようにそれを受け入れてゆく孤独への寛容さ。

上野樹里は皆さんにあげますので、こっちはコイズミを戴くといたします、ハイ。

(評価:★4)

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