同じ役者とはいえ、冒頭のちょっと斜に構えた視点や現実に折り合いつけながらも自分というものをはっきり持っていないとこなんか似てるな〜って思っていた。

　この映画では自分探しというのがテーマだと思うがあっさり風味で、家族の問題、恋愛などをミックスしてサラっと見やすい感じになっている。わがままで難しそうかと思った男の子ともあっさり仲良くなったり別れた後も何もなかったりと全体に薄味だが、冒頭のアニーの歴史番組風客観的視点からすると、「こんな家族がありました。こんな女の子がいました。」って感じで観ればいいのかな。