[コメント] PARIS(2008/仏)
セドリック・クラピッシュもこういう話を作れるのだと少し驚いた。[ユーロスペース2 (フランス映画祭2008)/SRD]
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ラストで手術に臨むべく病院に向かうピエール。彼の病気が治るかどうかは結局明らかにされない。ピエールだけでなく他の登場人物についても、その人生にはっきりした起承転結は描かれずじまいのまま物語は終わる。この話の視点は個々の人物ではなく、パリの住民全体、あるいはパリという街自体にあるのだ。
この考えはさすがに壮大すぎて自分には完全には理解できなかったのだが、人物たちの集合を通じて街そのものを描くというやり方が意欲的であることはよく分かる。
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