[コメント] 20世紀少年 第2章 最後の希望(2008/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
観る側としては、「よげんのしょ」1つだけでも、陳腐というレッテルを簡単に貼り付けないよう努力して見ているというのに、「しん よげんのしょ」なるものが安直に出て来たりする。あるいは、「ともだち」が当時いた仲間集団の内の誰なのか、が一つの焦点であるのに、1作目では登場しなかった新キャラが次々と登場してくる。こういった、物語展開に稚拙さを感じさせる部分。遊園地みたいなところの清掃人(香川)が、地下グループを組織していたり、登場人物に脳内直結のヴァーチャルゲームを体験させたりといった、物語展開の苦労が偲ばれる部分。これらの点を除くと、全体として物語が俄然面白さを増してくる本2作目。
一つには、1作目から見続けて、≪漫画映画≫(原作漫画の表現形式と連動しているかのような映画)とでも言うべき独自の表現形態と、その体現するリアリティに体が馴染んできたと言える。映画は映画で独立しているべきと考えるので、本来こういう表現形態は好むところではないが、漫画を熱狂的に読んでいた時期を持つ人間として、伝わってくるものがあることは確かなのだ。
死んだ人間がどうやって甦るのか不明ながら、それを演出することによって、民衆から絶大な熱狂を得るという展開、その発想はちょいと鳥肌ものであった(映像表現は、多分に漫画的で動的変化に乏しく、退屈だったが)。
とにかく、次の最終3作目(ただいま劇場公開中)は絶対見て、気分をすっきりさせたい、という気になった(すっきりしないかな?)。
75/100(09/09/06記)
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