[コメント] ファミリー・プロット(1976/米)
ヒッチコックらしさだけが満載。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
筋がいかにもヒッチコックらしい。霊媒師が聞き出す遺産贈与。その相手が宝石泥棒。神父を誘拐、隠し部屋。設定らしさ満載。話の進行もどうなっちゃうんだろうと表面的に思う。車の運転シーン。カーチェイスもばっちり。誘拐事件の捜査聞き込みがいかにもヒッチコックみたいな演出。
サスペンスシーンもないわけじゃない。ミサ中の誘拐、とか車のドアに神父の法衣が見えていてそれをしまおうとして、、、のガレージシーンとか。見せ方がヒッチコックらしいところが満載。でもヒッチコックのキレがない。らしさだけが満載で最後のウィンクがヒッチだった。
じゃ、ヒッチコックらしくないところはキャスト。それらしいほどほどの役者。霊媒師ータクシードライバーと悪党とその女、小悪人。タランティーノやコーエン兄弟に出てくる登場人物をおもいっきりつまらなくしたような役者だ。そこそこらしい演技だけど突き抜けていない。
緊急事態宣言が解除になって、明日から仕事が始まると思うとあーあな感じがこの遺作の感想と同じでさすがヒッチコックと思いました。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。