[コメント] エレファントマン(1980/英=米)
初対面で涙を浮かべるアンソニー・ホプキンスの造形には感嘆を覚える。偉い人だ。「病室に鏡を持ち込んではいけません」など、後のネタ振りを科白で示すところがいずれも空々しく、興醒め。
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映画を見終った人むけのレビューです。
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冷淡な上流社会と人情ある下層社会、というクリシェをひっくり返した物語は、スノッブとは何かについて考えさせられるところがある。偽善は善を意識しているだけ、露悪より優れている、という感想を持った。ただし、マスコミの風潮に沿った皇族の頭ごなしの福祉政策や、余りにも露悪的なボイラー技士の造形などは抵抗を覚える。
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