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[コメント] 心(1973/日)

何故、1973年にあえて漱石なのかは分からぬが、この意外と単純な普遍的男女のエゴ話が、70年代の映画に特有のテイスト、つまり停滞と閉塞感にしっくり馴染んでいるのが面白い。それにしても、新藤作品における母と娘(実娘であれ嫁であれ)の存在感の特異なこと。
(★3 ぽんしゅう)

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